犯人・原因特定ガイド
『Return of the Obra Dinn』において、乗組員の安否を特定する際には、「誰が、または何が」その人物の運命を引き起こしたのかを明らかにすることが極めて重要です。手記には、死因だけでなく、その「犯人」または「原因」を記録する欄があります。ここでは、その特定方法について、具体的なカテゴリと例を交えながら解説します 。
1. 犯人:特定の乗組員
ある乗組員が別の乗組員を意図的に、あるいは偶発的に死に至らしめた場合、その加害者を特定する必要があります 。
特定のための観察ポイント:
- 凶器の所持: 記憶の中で、特定の人物が凶器(剣、ナイフ、ピストル、マスケット銃、斧など)を持っているか、使用しているか 。
- 明確な加害行動: 記憶の中で、ある人物が別の人物を攻撃している瞬間(斬りつける、撃つ、突き飛ばすなど)が描かれているか 。
- 会話や叫び声: 加害者の名前が呼ばれたり、被害者が犯人を指し示すような言葉を発したりしていないか。あるいは、加害者が自身の行動を認めるような発言をしていないか 。
- 位置関係と弾道/攻撃の軌跡: 射殺の場合、弾道や銃口の向きから射手を特定できます。斬殺や刺殺の場合も、攻撃の方向や位置関係が重要です 。
- 動機や対立関係: 他の記憶やスケッチから、特定の人物間に敵対関係や対立があったことが示唆されている場合、それが犯人特定の間接的な手がかりになることがあります 。
該当記憶: 第III章「殺人」その1
手がかり: 記憶の中で、エドワード・ニコルズが血の付いたナイフを持っており、ヌンツィオ・パスクアが刺されて倒れています。二人が直前に口論していた音声も記録されています 。
手記への記録: 犯人「エドワード・ニコルズ」
該当記憶: 第III章「殺人」その2
手がかり: 記憶の中で、ヘンリー・ブレナンが銃殺隊の一員としてラウ・ホクセンに向けて発砲し、致命傷を与えているのが明確に描かれています 。
手記への記録: 犯人「ヘンリー・ブレナン」(他の銃殺隊員も選択肢として考えられますが、最も直接的な加害者が優先されます)
2. 原因:怪物 (Beast)
オブラ・ディン号の乗組員の多くは、超自然的な存在である「怪物」によって命を落とします。手記では、これらの怪物を総称して「怪物 (Beast)」として記録することも、あるいはより具体的に種類を特定して記録することも求められる場合があります 。
特定のための観察ポイント:
- 怪物の姿: 記憶の中に、人魚、クラーケン、蟹ライダーといった特徴的な怪物の姿が明確に描かれているか 。
- 攻撃方法と傷の種類: 人魚(爪、槍、引きずり込み)、クラーケン(触手による圧殺・破壊)、蟹ライダー/蟹(槍、ハサミ)など、怪物特有の攻撃方法とそれによる傷を確認します 。
- 周囲の状況: 海上での戦闘、船体への大規模な破壊、他の乗組員が同様の怪物と戦っているかなども手がかりです 。
「怪物 (Beast)」という汎用的な選択肢と具体的な怪物名の使い分け: 手記の「犯人・原因」の選択肢には、具体的な怪物名が直接現れるわけではなく、多くの場合、死因と組み合わせて「怪物によって~された」という形で表現されます。プレイヤーは、どの種類の怪物がその死に関与したかを理解した上で、適切な死因を選択し、原因を「怪物」とします 。
該当記憶: 第V章「呪われた獲物」その1
手がかり: メインデッキで暴れる人魚が、鋭いトゲのようなもので二人を突き刺しています 。
手記への記録: 死因「刺殺 (spiked)」、犯人「怪物 (beast)」
該当記憶: 第VII章「破滅」その2
手がかり: クラーケンの巨大な触手がアルフレッド・クレステルをマストに押し付けて握り潰しています 。
手記への記録: 死因「圧殺 (crushed)」、犯人「怪物 (beast)」
3. 原因:事故・環境要因
乗組員が他の人物や怪物による直接的な加害ではなく、船内の事故や過酷な環境によって命を落とす場合もあります 。
特定のための観察ポイント:
- 明確な事故の瞬間: 積荷の落下、大砲の暴発、船の残骸の落下、階段からの転落などが記憶の中で描かれているか 。
- 環境要因: 嵐による転覆、火事、病気など 。
- 周囲の人物の行動: 他の人物が事故を誘発したか、あるいは不可抗力であったか 。
該当記憶: 第I章「崩れた積荷」その1
手がかり: ロープが切れ、吊り上げられていた積荷がサミュエル・ピーターズの上に落下しています 。
手記への記録: 死因「圧殺 (crushed)」、原因「荷物 (cargo)」
4. 原因:「不明な犯人」または該当なし
全ての場合で明確な「犯人」や「原因」を特定できるわけではありません 。
- 「不明な犯人 (Unknown Attacker)」を選択する場合: 攻撃されたことは明らかだが、誰が(あるいは何が)攻撃したのか記憶の中で全く判別できない場合。ただし、本作では多くの場合、注意深い観察によって犯人や原因を特定できるようになっています。この選択肢は最後の手段と考えましょう 。
- 犯人・原因の欄が「該当なし」または空白となる場合: 病死 (Illness)、自殺 (Suicide) など、特定の「犯人」がいない場合や、事故死でも原因となる「物」が特定できない場合などです 。
特定を助ける一般的な観察ポイント(再確認)
- 遺体の状態: 傷の種類(刺し傷、銃創、打撲痕、裂傷、火傷など)、傷の位置、数。これらが死因と犯人・原因を特定する上で最も直接的な手がかりとなります 。
- 凶器の有無と種類: 記憶シーン内に凶器が描かれているか。誰がそれを持っているか、あるいは使用したか 。
- 周囲の環境や状況証拠: 血痕の方向や量、物の壊れ方、天候、船の傾きなど 。
- 記憶の中の音: 銃声の種類、剣戟の音、爆発音、骨が砕ける音、断末魔の叫び、特定の人物の声や言語、怪物の咆哮など、音声情報は非常に重要です 。