物語の背景考察
ゲーム内で直接的には語られないものの、様々な手がかりから推測できる物語の背景や、超常的な要素についての考察は、本作の大きな魅力の一つです。
フォルモサの宝と貝殻の謎
一連の悲劇の元凶として描かれる「フォルモサの宝箱」と、その中にあった「(魔法の)貝殻」。これらが持つ力や、フォルモサの一行がこれらを運んでいた真の目的については、多くの説が存在します 。
貝殻は人魚を呼び寄せ、あるいは制御する力を持つと示唆されており、人魚たちにとって極めて神聖なものであると考えられます。第IV章でシア・イトベンが宝箱の力を使った際には、人魚を無力化するほどの強力なエネルギーが解放されましたが、その代償は使用者の命でした 。
一部では、このアイテムは「不老不死」をもたらすものであったという考察もなされています 。
人魚、クラーケン、蟹ライダーの正体と関係性
オブラ・ディン号を襲ったこれらの超常的な存在は、単なる怪物なのか、それとも何らかの知性や目的を持って行動していたのか。特に人魚と貝殻の関係、そして人魚がクラーケンや蟹ライダーを呼び寄せた可能性 などは、活発な議論の対象です。
人魚たちは「貝殻」を取り戻すために船を襲撃し、蟹ライダーは人魚を救出するために現れた「海の兵たち」とされています。クラーケンは、人魚の怒りや貝殻の力によって召喚された、より強力な存在だったのかもしれません 。
各キャラクターの行動原理の深掘り
エドワード・ニコルズの動機: なぜ彼は宝を強奪し、反乱を起こしたのか。単なる金銭欲だけでなく、船長や一等航海士に対する嫉妬や、より大きな力を求める野心が彼の行動を駆り立てたのかもしれません 。
ロバート・ウィッテレル船長の決断: なぜ彼は人魚を捕獲し、船内に持ち込むという危険な決断をしたのか。船の秩序を守るための苦渋の決断だったのか、それとも混乱の中で理性を失ったのか。彼の行動は多くの議論を呼んでいます 。
ヘンリー・エバンズの目的: 彼はなぜ、これほどまでに執念深く全ての安否を記録し、「猿の手」を使ってまで真実を追求しようとしたのか。単なる記録者としての使命感だけでなく、アビゲイルへの個人的な想いや、科学者としての知的好奇心、あるいはこの惨劇を後世に伝えなければならないという責任感が、彼の複雑な行動の動機となっているようです 。